最近人間のコミュニケーション能力について考えなければならない事が立て続けに発生しまして、もやもやの日々です。

おそらくあなたは常識というものを持っているとおもいますが、コミュニケーションの際に、まず始めに互いの持っている常識の揺らぎを調整する作業が発生するわけですけれども、その段階ですでに円滑な情報伝達がうまくいかないんです。

互いの常識をすり合わせるためのメタ常識といいますか、常識というものが非常に大きな幅を持っておりまして、その常識の中でどこからどこまでが常識であると常識を常識的に認識できるのかが我々に必要な常識なんでしょうね。

肯定的で前向きな返事が欲しいのではなくって、もっと本質的に「あなたの話は耳を通って脳に到達しましたよ」というメッセージを返して欲しいわけです。頷く角度とか、瞳孔の開き具合とか、口の端の角度とか、そのあたりをしっかり固めて頂ければ会話などに無駄なカロリーを使わずにすむのに。