昼食時、ハトとスズメに餌をやる行為。それを観察する行為。

ハトは拾った餌をその場で食べようとするのですが、餌を噛み切れないので首を振って餌を小さくしようと努力する。その際どうしても餌はくちばしを離れ、群がる他のハトやスズメにそれを奪われ食べられてしまう。

一方、スズメはすばしっこさをいかして、ハトがこぼした餌を一旦くわえ、ライバルの邪魔が入らない場所まで飛んで行き、落ち着いて食べる。

一見スズメの方が賢いように見えるけれども、この食餌行為の違いは、それぞれの運動能力や、エネルギー効率、集団の中から飛び立つ際の、翼に傷を付けるリスクなどが絡んでいると思うので、その是非を一概に断じることはできない。