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ついでにいうと、その当時、ほぼ毎日、通学の満員電車でお腹が痛くなって何度も電車を降りてよくトイレに行ってました。

ゆるいお腹の人たちが列をなして、無意味な連帯感と、無意味な焦りの記憶が、あの臭いとともに今でも起ち上がってくる。

これも胡蝶の夢。ぼくがトイレかトイレがぼくか。