minolta P's
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とても日差しが暖かく、木漏れ日のきらきらした光の中で、ゆっくりした速度ではありましたが、オートバイの前輪がずるりと流れはじめて、おや、この身体の流れゆく感覚は今まで味わったことがないぞ、と思っているうちに、ぼくは左の膝から地面に落ちてゆきました。
落ちた地面から空を仰ぎ見ると、木漏れ日はやはりとても美しい。